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Visualization of Care Professional Practice Process by F-SOAIP
■生活支援記録法(F-SOAIP)とは、多職種協働によるミクロ・メゾ・マクロレベルの実践過程において、
生活モデルの観点から、当事者ニーズや観察、支援の根拠、働きかけと当事者の反応等を、F-SOAIPの項目で可視化し、
PDCAサイクルに多面的効果を生むリフレクティブな経過記録の方法です。(定義 Ver.4, 2019年11月)
■F-SOAIPのACP・BCP・OJT等への活用支援、実践研究におけるRWD分析のための研究支援をお手伝いします。
■急募:メディアへの発信のため、医療機関における導入事例をご紹介下さい!
●2024年9月11日、練馬区議会の本会議(令和6年第三回
区議会定例会)の本会議にて佐藤 力 練馬区議会議員の一般質問で、
重層的支援体制整備事業を見すえて、F-SOAIPが取り上げられました。
質問部分 18:45~22:45
答弁部分 40:35~41:38
●質問内容
1 幼稚園と保育園について/2 教育について/3 学校応援団と学童クラブについて/4 重層的支援体制整備事業と生活支援記録法F-SOAIPについて/5 地域公共交通について/6 その他
冒頭の発言「重層的支援体制整備事業により、複合的な課題を抱える世帯に的確な支援を提供する
ためには、複数の支援機関の連携が不可欠です。多機関・多職種連携において重要なことは、支援
対象者の情報をいかに正確に記録し、共有するかです。そこで、相談記録の共通言語として生活支
援記録法F-SOAIPの採用を要望いたします。(後略)」
●佐藤 力議員は、『月刊ケアマネジメント』2024年9月号に、練馬区の介護支援専門員 東澤圭祐氏らによるF-SOAIP研修後の調査結果紹介の論考に対して、日本ケアマネジメント学会理事 永沼明美氏とともに、声援のメッセージをお寄せいただいています。
●F-SOAIPの導入やシステム搭載を求める<実践現場のニーズ>➡<専門雑誌等のメディア>➡<議
会での質問・答弁による政策化>といった一連の流れは、【協創型イノベーション】につながる好
事例と言えます。
■『月刊ケアマネジメント』誌では、
連載企画第4弾を近く開始予定です。
1 F-SOAIPの実践報告者(ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、看護職・介護
職など、多分野多領域から広く募集します。
2 2021年6月号より、F-SOAIP開発者自身が連載企画を継続中ですが、
連載企画第4弾の開始にあたり、
企画をコーディネートしていただける団体・個人を募集しています。
★一般社団法人愛知県居宅介護支援事業者連絡協議会より、
2号分にわたり、執筆者をコーディネートしていただけることになりました。
引き続き募集しています。
■『月刊ケアマネジメント』2024年10月号刊行
◎東京都介護支援専門員研究協議会(CMAT)研修委員会 委員長 遠藤貴美子
F-SOAIPの活用で『シャドウ・ワーク』を見える化し、行政への課題提案
◎東京都介護支援専門員研究協議会(CMAT)理事長 相田里香
速やかに、負担を少なく、根拠ある記録統一の実現を!
~未来への手がかりにつながるF-SOAIPデータ分析のために~
◎F-SOAIP最新トピックス
1 行政が相談業務にF-SOAIPを導入している兵庫県多可町ふくし相談支援課
2 さいたま市社会福祉事業団主催:相談支援事業所の職員対象の2回研修
3 大田区議 伊佐治 剛 氏による東京都大田区議会本会議での質問・答弁 掲載
◎解説 F-SOAIPによる経過記録標準化に向けたマクロレベルのアクション
~東京都介護支援専門員研究協議会(CMAT)からの発信と大田区議会の動向~
■医療福祉経営情報誌『Visionと戦略』誌
㈱保健・医療・福祉サービス研究会
※厚生労働省の政策担当者、団体役員などが頻回に寄稿されています。
★いよいよ2024年10月号より全6回の予定で短期連載企画が始まります。
第1回・第2回は、F-SOAIP開発者による総論となります。
第3回~第6回は、病院・自治体などからのF-SOAIPの導入効果・展望について
のレポートとなります。乞うご期待下さい。
■『エキスパートナース』誌(約10万部) ㈱照林社 ★2025年2月号特集企画予定
※執筆者は、東京都立墨東病院、総合新川橋病院、国立西新潟中央病院など、
4つの病院の看護部長のみなさまになります。
●総合新川橋病院看護部は、
『看護管理』2021年10月号
のF-SOAIPの実践報告に
着目され、すぐに看護記録
をF-DARからF-SOAIPに
転換されました。
●看護記録のみならず、人事
考課の面接記録にも応用
的に活用されています。
F:相談支援体制の適正化・合理化をめざし、
相談支援記録の標準化による相談支援の質向上のために
O:https://www.city.uruma.lg.jp/1004004000/contents/p000018.html
(「機能要件書」№74-78を参照)
A:・F-SOAIP搭載をシステム要件とする自治体独自の記録システム導入自体、画期的である。
・当面、障がい福祉領域に限定的であるが、地域共生社会実現を展望し、
地域での重層的な支援体制整備のためには、多機関多職種で情報連携ツールとして、
多分野多領域で発展的に活用されることが期待される。
P:うるま市のような、F-SOAIP搭載の新たな相談支援記録システムが、
全国自治体にも横展開されるよう、この取組を全国発信していきたい。
★うるま市からのレポートは、『月刊ケアマネジメント』誌2024年1月号に掲載あり。
F:本邦初の電子カルテへのF-SOAIP搭載
O(東京都立墨東病院看護部):SOAPからF-SOAIPへ転換のとりくみ
・『月刊新医療』2024年5月号
・『自治実務セミナー』2024年1・2月号
I:東京都立墨東病院看護部長らとともに、
富士通Japan㈱へのF-SOAIPの説明と電子カルテへの搭載を要望
S(富士通Japan㈱):「東京都立墨東病院で稼働している富士通の電子カルテシステムで
は、5月中を目標にF-SOAIPが活用できるような改修が予定されている。」
A:医療DX推進を視野に入れ、
電子カルテシステムでシェアの高い富士通の理解と努力の賜物
P:①富士通の電子カルテシステム採用の他病院への普及
②他ベンダーの電子カルテへのF-SOAIP搭載への一歩に
★東京都立墨東病院の取組は、
『ナーシングビジネス』2023年10月号、『自治実務セミナー』2024年1・2月号、
『月刊新医療』2024年5月号に掲載されています。
その後の成果については、『エキスパートナース』誌にて報告予定です。
https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/jutenkeikaku/pdf/r06_kekka.pdf
■意見
計画に基づいた制度や施策をロジックモデルに反映させ 、実施上 のアウトカム評価に生活支援記録法 F-SOAIP 記録を活用することで 孤立する状態と支援者の介入状況における評価を行い、PDCA サイク ルにて効果的な支援を実施する。地域差、環境、年代、社会資源に応じた支援側からのF-SOAIP記録を活用評価による AI データ分析で横断的な課題や支援対策につながる。
F(課題):孤独・孤立対策に関する施策の推進
S(主観的情報・当事者の声):当事者の希望、言動
O(客観的情報):孤独・孤立対策推進法(令和5年法律第45号)第 8条第1項に基づき、孤独・孤立対策に関す
る施策の推進を図るため の重点計画
I(支援:介入):政策課題の実施には、当事者の希望に対し課題解決目的にて多職種協働で情報共有しながら支援
を行うため、日々必要 となる記録を科学的ケア記録であるF-SOAIP記録を活用することで、 各立場の言動や判断
が客観視され効果的であることを提言する。
A(アセスメント・解釈):計画実施に伴う、支援環境に応じた実践課 題をロジックモデルや F-SOAIP 記録を活用
することで、当事者の希 望実現や孤独解消への支援状況の評価や改善につながる。
P(計画):⑴計画内容をロジックモデルシートに情報整理
⑵日々の記録やインシデント等解決課題のある叙述的記録を改 善や再発予防の重要性案件をFーSOAIP記録に
書き換え分析評価し、 情報伝達する。
⑶情報共有に F-SOAIP 記録を活用し、孤独孤立解消への支援と 効果を分析する。
■回答(御意見に対する考え方)
重点計画では、孤独・孤立対策推進法の施行を機に「特に重 点を置いて取り組むべき事項」として、「重点計画に定める施策のエビデンスに基づく評価・検証を通じた取組の推進」を掲 げています。
御意見の内容は、重点計画に定める施策の評価・検証に当たっての参考にさせていただきます。
■結果
https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/jutenkeikaku.html
■認知症高齢者ケアにおける本人・家族の意思反映に有用
東京都品川区は、F-SOAIPの普及を進めているが、
F-SOAIPは、相談記録・支援記録に本人・家族の意思を反映させることに寄与している。(233頁)
■医療介護連携・多職種連携
認知症では、情報を継続的に経年で共有していくことが本質的に重要であるが、
F-SOAIPは医療のSOAPをベースにしているので、医療関係者が見ても分かりやすい。(235頁)
出所:『認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン活用及び意思決定支援・
権利擁護推進のあり方に関する調査研究事業』(令和5年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健
健康増進等事業)、みずほリサーチ&テクノロジーズ㈱、2024年3月
https://www.mizuho-rt.co.jp/case/research/pdf/r05mhlw_kaigo2023_05.pdf
■支援経過を記録する様式について
支援経過を記録することは、ソーシャルワークの重要な要素の一つであり、対人援助に携わるソーシ ャルワーカーは、支援の経過において、相談者の主訴や相談者を取り巻く状況を踏まえ、そこから何を 判断し、何を実践したかを記す必要がある。これは生活困窮者自立支援制度において対人援助に従事する職員にも当てはまる。(中略)F-SOAIP(は)、ソーシャルワークのプロセスを 記録するための項目を網羅している。
■厚生労働省 令和5年度 生活困窮者就労準備支援事業費補助金 社会福祉推進事業「生活困窮者自立支援制度の事業評価の方法及び帳票類の標準化に関する調査研究 報告書」一般社団法人北海道総合研究調査会、 2024年3月
■F-SOAIPの紹介と導入の意義(本編 17-19頁)
■支援経過記録シート「対応内容記録」の記入例もあり(参考資料3 (8)-(10)頁、(17)-(19)頁)
●2024年2月26日、大田区議会(令和6年第一回区議会定例会)の本会議にて伊佐治 剛 大田区議会議員の一般質問で、重層的支援体制整備事業を見すえて、F-SOAIPが取り上げられました。
●https://youtu.be/ZqasE-o88Cg
質問部分 9:39-11:57
答弁部分 18:23-19:17
●Twilog(@ISAJIGO_1345、2024年2月26日)でも、
「今後、福祉分野のIT化において、F-SOAIPは重要な記録法です。」と紹介していただいています。
●伊佐治 剛 議員は、社会福祉士・介護支援専門員であり、
『月刊ケアマネジメント』誌でF-SOAIPを知り、F-SOAIPを導入している東京都内自治体・都立病院の座談会が掲載されている『自治実務セミナー』誌(2024年1・2月号)をご覧になって、この質問に至ったとのことでした。
●F-SOAIPの導入やシステム搭載を求める<実践現場のニーズ>➡<専門雑誌等のメディア>➡<議会での質問・答弁による政策化>といった一連の流れは、【協創型イノベーション】につながる好事例と言えます。
F-SOAIPが、高齢者から障害児者、さらに避難行動要支援者支援を紡ぐ 宮崎和代
居宅介護支援事業所の管理者から地位包括支援センターの主任介護支援専門員
~F-SOAIPはケアマネジメント実践の言語化だ!~ 山田和子
F-SOAIPのキャリア形成にもたらす好影響について 三幣千尋
医療DX推進に向けたF-SOAIP実装の推奨
2024年4月号(第1回)
◎多分野多領域における新たな経過記録の有用性
2024年5月号(第2回)導入医療施設からの具体的有用性紹介
2024年6月号(第3回)導入医療施設からの具体的有用性紹介
〇科学的介護推進に向けたF-SOAIPの活用
~システム実装でリアルタイム分析による介護DX推進を~
社会医療法人敬和会 介護老人保健施設大分豊寿苑 松田和也(作業療法士)/川田雅与(作業療法士)
〇疾患だけ診ればよいわけではない臨床現場ではF-SOAIPがうまくいく
森山リハビリテーションクリニック 大脇 燿(理学療法士)/和田真一(院長)
『自治実務セミナー』自治体実務サポート
2023年12月・2024年1月・2月・4月・6月(以降不定期)◎2023年12月号 DX時代の重層的支援体制整備事業に
PDCAサイクルを促進するF-SOAIP~EBPMをめざして(1) 嶌末憲子・小嶋章吾
※EBPM=Evidence Based Policy Making
地域共生社会実現に資するF-SOAIPへの期待
総務省 情報流通行政局地域通信振興課
デジタル経済推進室長 内田雄一郎
◎2024年1月号 DX時代の重層的支援体制整備事業に
PDCAサイクルを促進するF-SOAIP~EBPMをめざして⑵
東京におけるF-SOAIP導入好事例の全国横展開に向けた
自治体・病院担当者座談会(前編)
~F-SOAIP導入経緯・効果・課題・都への要望
足立福祉事務所 生活保護指導課 情報管理担当 主任主事 高橋智彦・担当係長 大曾根一之
品川区福祉部 高齢者福祉課高齢者支援第一係 主任主事 福田華絵・主任主事 大久保裕恵
地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立墨東病院看護部 看護部長 上野真弓
救命救急センターEICU病棟看護師長 中野渡勝子
業務負担軽減・都民サービス向上につながる情報共有ツール・F-SOAIPに期待
東京都保健医療局 企画部長 村本一博
福祉局 企画部長 山本謙治
企画監修者コメント 行政・病院記録システム標準化に向けたF-SOAIP搭載の提言
~重層的支援体制整備事業を見すえた東京からの発信~
◎2024年2月号 DX時代の重層的支援体制整備事業にPDCAサイクルを促進するF-SOAIP
~EBPMをめざして⑶
東京におけるF-SOAIP導入好事例の全国横展開に向けた
自治体・病院担当者座談会(後編)~記録システムベンダーへの要望・今後の展望
F-SOAIP導入で効率的な情報共有化と記録データの分析を(DX、ICT化、AI導入等に言及)
電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報学専攻 内海 彰
企画監修者コメント F-SOAIP導入好事例の協創的座談会(東京版)をイノベーションの契機に
◎2024年4月号 DX時代の重層的支援体制整備事業にPDCAサイクルを促進するF-SOAIP
~EBPMをめざして⑷
児童相談所及び児童心理治療施設・保育所における好事例報告~実践と研究の横展開~
F-SOAIPの児童相談所業務での活用可能性について 東京都福祉局江東児童相談所 久保 隆
児童相談所とF-SOAIP 北九州市子ども総合センター中村知英
F-SOAIPの導入で変わる支援のあり方 児童心理治療施設那須こどもの家 施設長 田中浩之
保育園における多職種連携のためのF-SOAIP 名古屋市立大学大学院 上田敏丈
虐待対応のAI化に向けF-SOAIPをシステム要件へ~多機関多職種の実践変容をめざして 監修者
◎2024年6月号 DX時代の重層的支援体制整備事業にPDCAサイクルを促進するF-SOAIP
~EBPMをめざして⑸
F-SOAIP搭載の記録システム活用等による保健師の好事例報告
保健師による日常業務への定着・活用の試み
子育て支援・健康支援におけるF-SOAIP 活用【栃木県矢板市】
矢板市健康福祉部子ども課課長補佐兼子育て支援 担当グループリーダー 吉田佐江子
矢板市健康福祉部子ども課健康支援担当/保健師 宮地百望
多機関多職種による F-SOAIP研修実施後の取組み
地域包括支援センター・母子保健における F-SOAIP活用【和歌山県紀美野町】
和歌山県紀美野町地域包括支援センター 主任介護支援専門員/保健師 植田江美
和歌山県紀美野町母子保健担当/保健師 谷本由花
地域ぐるみの F-SOAIP普及・定着の先進例 総合相談におけるF-SOAIP活用 【兵庫県多可町】
兵庫県多可町ふくし相談支援課総合相談担当/保健師 足立由紀
保健師の記録にF-SOAIPをお勧めする理由 国際医療福祉大学看護学科学科長・教授 家入香代
行政DXのためにF-SOAIPをデータインフラに~多領域の保健師によるF-SOAIP活用の発信~監修者
もっと早く知っていれば・
記録システムに搭載されていれば・
重層的支援体制整備事業のような多機関多職種連携における情報共有のために、
行政の支援とリーダーシップがあれば・
といった声に応え、多分野多領域での専門雑誌での連載企画が同時並行で進んでいます。
■『ナーシングビジネス』Nurse Trend 2023年10月号・12月号 2回連載
看護実践のPDCAサイクルと多職種連携の促進を期待できるF-SOAIP
2023年10月号 総論 看護記録における経過記録の標準化に向けて 嶌末憲子・小嶋章吾
あなたの記録、看護が見えますか? 東京都立墨東病院研修教育担当看護師長 三石佐織
2023年12月号 施設導入事例
フォーカスチャーティングからF-SOAIPへの転換
医療法人明徳会(財団)総合新川橋病院 看護師長 下郡美香
SOAP・フォーカスチャーティングからF-SOAIPへの転換
独立行政法人国立病院機構甲府病院 副看護部長 佐藤みづほ
■『ホームヘルパー』№551(2024年1・2月号)
訪問介護あるある 記録から「困りごとの解決」の方法について提案
日本ホームヘルパー協会東京支部 石井幸枝
■『けあサポ』2023年11月13日付 タイトル「【介護記録・支援経過記録】例文を交えて
F-SOAIPの記録の書き方を紹介!」 https://www.caresapo.jp/senmon/f-soaip/113436
■兵庫県多可町主催 F-SOAIP研修
㈱TKC TASKクラウド福祉相談支援システム導入自治体を中心に、
沖縄~山形まで約30自治体参加(約半数が埼玉県内)
※ 一自治体で10部署(生活保護、保育、児童、障害、高齢、教育、情報等)
からの参加もありました。
◎2023年9月12日 振り返りコース
◎2023年9月14日 初心者コース
◎2023年9月14日 自治体担当者交流会(F-SOAIP実践・教育研究所主催 )
■東京都下 F-SOAIP導入自治体・専門機関 座談会
⇒『自治実務セミナー』誌 2024年1・2月号に掲載(2023年12月号より連載開始)
地域共生社会実現に向けての重層的支援体制整備事業や
医療・介護連携、チーム医療・チームケアにおける経過記録に
F-SOAIPを導入・活用している自治体・専門機関(病院)よりご報告いただきました。
◎日時:2023年10月27日(金)14:00~16:00
ご案内1 医療・福祉 専門雑誌編集担当のみなさまへ
F:F-SOAIPをテーマに連載or単発記事に!
O:多領域多職種のF-SOAIP導入者が、
国が進める政策(BCPや認知症ケア、医療介護の連携、メンタルヘルス、PDCAサイクル促進によるEBPM等)に
に適った成果を挙げており、未だF-SOAIPを知らない方々に届けたいという想いを持っています。
A:①既に執筆者が決まり新規連載予定の専門雑誌も多く、
多領域多職種の実践者による実践報告を皆様にお届けすることが困難な分野ございます。
②現在、3つの連載(行政、介護支援専門員、看護)に進行中でおりますが、
これらの領域機と重複しない他領域での実践報告も望まれます。
P:①F-SOAIPは専門職の実践過程を可視化できるため、
どのようなテーマでも、実践者の方にご執筆を依頼できます。
②喫緊の課題や貴誌のご関心のあるテーマについて、
保健医療福祉、行政等の実践者の皆様に、
私どもよりお知らせできることがございましたらぜひご一報ください。
ご案内2 現在実施しています「F-SOAIPを用いた特別な支援の必要な保護者対応記録
システムの開発」(厚生労働科学研究費補助金、研究代表者 上田敏丈 名古屋市立大学
大学院教授)にて開発中の記録システム(β版)の試用希望の事業所を募集します。
保育所、児童養護施設、児童家庭支援センターなど、児童福祉領域の記録システム
として汎用性のあるものです。https://www.uedaharutomo-lab.jp/covap/
ふだんお使いの記録システムと併用して、ご試用いただくことができます。
特に、「特別な支援の必要な保護者」への対応について、ご希望があれば、本研究
に参画している専門家(大学教授、保育園長等)からのアドバイスをご提供します。
詳細は追ってご案内致しますが、9月からの期間限定のご提供になりますので、奮っ
てお申し出下さい。
ご案内3 F-SOAIPご活用のみなさま へのお願い
今般、F-SOAIP実践・教育研究所が一般社団法人化されたことを契機に、商標登録しているF-SOAIP(生活支援記録法)の全国のみなさまの活用状況を把握したく、ご登録をお願いすることになりました。
全国的な活用状況を把握することで、経過記録に自由記述を前提としている記録システムベンダーに対して、F-SOAIP搭載を求めていく所存です。
ご登録についてのご案内は近日中に予定しております。
医療福祉・教育等の質向上とイノベーションの根源
となるリアルワールドデータをインフラとすることは政策課題
~記録システムベンダー選定自体が困難~
◆横断的社会課題解決のために
社会保障費の逼迫や、児童・高齢・障がい等の虐待の深刻化を背景に、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)も要請される中、DXや地域共生社会実現に向けて多機関多職種の情報連携が重要不可欠です。
一方、データセキュリティやクラウド管理など、各事業所や自治体の負担コストが膨大となっているため、抜本的見直しが急務です。
◆既存の記録システムの問題点
事業所自身によるデータ利活用さえ困難であり、複数アプリ間の連携も容易ではないため、同じデータを複数回入力せざるを得なかったり、事業所によるデータ移行もできず、F-SOAIP搭載のための改修費用も法外となることです。それでは、経過記録の見直しひとつとっても、小規模な事業所は存続の危機にさえなりかねません。
➡事業所主体の記録データ利活用と情報連携のためのICT化ニーズを、関係行政にも相談しましょう。
★本HP右上の「募集・情報提供・お問合せ」ボタンより、
ご一報いただければ支援させていただきます。
★基礎自治体や都道府県、政令指定都市も、東京都品川区や栃木県栃木市の記事(『月刊ケアマネジ
メント』誌、2023年1月号・4月号)をご参照の上、関係省庁にご相談されることを願います。
・記録法を統一するメリットの共有を
・国・自治体・職能団体・現場が一体となって
分野横断的な実践の積み重ねを
・ケアプランデータ連携システムを
ベンダーロックイン状態打開の一歩に
■『シルバー新報』紙(2022年9月30日付)
インタビュー内容のダイジェスト紹介
★新着 該当頁をダウンロードできるようになりました。
対人援助過程における記録の重要性~F-SOAIPのメリット~
埼玉県福祉部高齢者福祉課 龍前航一郎
F-SOAIPの定着のカギは記録システムに
一般社団法人埼玉県介護支援専門員協会 相談役 千葉道子
多分野で専門職の質向上に寄与する可能性
一般社団法人埼玉県ケアマネジャー協会 会長 杉田まどか
■第4回(2023年 2月号)ソーシャルワーク教育の立場から
F-SOAIPを記録技術として ケアマネジャーとソーシャルワーカーの養成教育に
日本ソーシャルワーク教育学校連盟会長・国際医療福祉大学大学院 教授 白澤政和
社会福祉士の養成課程(演習)と卒後教育にF-SOAIPを導入して 埼玉県立大学 教授 梅崎 薫
■第3回( 2023年1月号)自治体・職能団体の立場から
自治体との協働による研修定着 新人、ベテラン、事業所を超えて共通言語に
社会福祉法人三徳会 在宅介護支援課長
品川区介護支援専門員連絡協議会 副会長 藤井江美
品川区高齢者福祉課(地域包括支援センター)
品川区介護支援専門員連絡協議会 事務局 小林美保子
医療ソーシャルワーク実習における活用例
原宿リハビリテーション病院 医療福祉総合相談室 鈴木孝宗・徳元涼平・鯨岡慶子
■第1回(2022年11月号)厚生労働行政の立場から
★児童福祉領域については、厚生労働科学研究費補助金に依拠しました。
★介護・高齢者福祉・介護領域については、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)に依拠
しました。
★生活困窮者自立支援領域については、とちぎソーシャルケアサービス従事者協議会主催の令和元年
度 第15回とちぎソーシャルケアサービス学会(2020年2月29日)におけるプレゼン動画です。
★引き続き、医療機関における実践報告についても、動画作成の予定です。乞うご期待下さい。
■児童福祉領域
◎保育所 01・02・03
神奈川県 大倉山元気の泉保育園 保育園長 中村聖子 他 保育士のみなさん
・保育記録 https://youtu.be/h54jAl70_N0
・保護者対応記録 https://youtu.be/RyLVAhvQe78
・福祉サービス第三者評価 https://youtu.be/tdXBc_LnMeo
◎児童心理治療施設 04・05 https://youtu.be/PCFUTFpvQEM/https://youtu.be/BKpWdKipw6Q
栃木県 那須こどもの家 施設長 田中浩之/児童指導員 小口徳晃
◎児童家庭支援センター 06 https://youtu.be/b9sk1uslkow
栃木県 児童家庭支援センターちゅうりっぷ 社会福祉士 片桐洋史/滝沢いずみ
◎県 児童相談所 07 https://youtu.be/kJF64P-uXTE
福岡県 北九州市児童総合センター 児童福祉司 中村知英
◎市 母子保健 08 https://youtu.be/wQNRgEtnY6I
栃木県 矢板市こども課 副主幹 金澤雅子(保健師)
◎UK Children’s Services 09 https://youtu.be/hg8N70J0h3A
ロンドン市 元ソーシャルワーカー 田幸恵美
■障害児・者福祉領域
◎共同作業所 10 https://youtu.be/AJHgI5-SYhw
静岡県 くるみ共同作業所 所長(作業療法士) 峰野和仁
◎医療型障害児入所施設 11 https://youtu.be/dl2nYPjXeeE
栃木県 国際医療福祉リハビリテーションセンター なす療育園 看護師 若林富士子
◎複合的な社会福祉法人 12 https://youtu.be/n8CKPh8eInQ
千葉県 社会福祉法人生活クラブ 副理事長 島田朋子
■介護・高齢者福祉領域
◎介護老人保健施設(学習療法におけるF-SOAIPの応用)13 https://youtu.be/h3e1SwmgyAQ
大分県 介護老人保健施設和光園 事務長 吹田カズヱ
◎介護老人保健施設(LIFEにおけるF-SOAIPの活用)14 https://youtu.be/-boiZ-UzZQM
大分県 介護老人保健施設大分豊寿苑 作業療法士 松田和也
◎介護老人保健施設 15 https://youtu.be/6aiwZOX9Y24
栃木県 老人保健施設かみつが 介護福祉士・介護支援専門員 今井友和
◎認知症グループホーム 16 https://youtu.be/rpPE9iQI8kw
栃木県 おおたわらマロニエホーム 管理者(看護師) 相馬康子
◎複合的な社会福祉法人 17 https://youtu.be/3Uhg6MM_Gs4
千葉県 生活クラブ風の村いなげ 施設長 外口 恵(理学療法士)
■生活困窮者自立支援領域
◎福祉事務所 18-1 https://youtu.be/X-DrwVGN1ZE/18-2 https://youtu.be/amtqcjZ-QUc
栃木県県北保健福祉センター 生活困窮者自立相談支援員 星野智枝(社会福祉士・看護師)
■F-SOAIP研修動画(2022年3月24日)
社会医療法人敬和会 介護老人保健施設 大分豊寿園 松田和也氏(作業療法士) 作成
https://www.youtube.com/channel/UC2V9Gz9_z6Ldot0y3LFT4yg
2020年3月10日特別養護老人ホーム杏樹苑爽風館(施設長 酒本隆敬様)の研究発表動画(2019年9月3日)を表彰しました。同施設でF-SOAIPを採用されたのは、介護課長 新井千香様が、 2017年度国際医療福祉大学大学院乃木坂スクールを受講されたことが契機となりました。 |
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■AI化時代の医療・介護分野における
リアルデータプラットフォームの構築に向けて
〜ミクロ・メゾ・マクロレベルのPDCAサイクルを促進する
F-SOAIPの活用提案〜
嶌末憲子・小嶋章吾
●はじめに
1)テーマの背景と目的
2)社会実装が進むF-SOAIP
●多職種の実践過程のPDCAサイクルの
AI化に求められる動態的データ
1)AI化に向けたリアルデータプラットフォームの構築
〜静態的データと連動できる動態的データの意義〜
2)電子カルテに搭載sれているAIになじまない
SOAPとF-DAR
●医療・介護分野のデータ利活用・AI化を促進するF-SOAIP
●データインフラとしてのF-SOAIPの包括的活用〜医療・介護分野の実践報告より〜
1)多職種の評価とメゾ・マクロレベルの活用に資するF-SOAIP
2)AI化時代に求められるLIFE(科学的介護情報システム)とF-SOAIPの連動性
●総務省事業による認知症BPSD発症予測研究におけるF-SOAIPの導入
●おわりに
出典:https://www.amed.go.jp/content/000098072.pdf
AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の研究結果
◆「介護記録(ケアプラン等の計画を除く)においては法令及び資格課程において定められた介護記録 法がなくフォーマットが統一されておらず標準化されていない。」と指摘。
◆「多職種連携に必要な情報の連携や介護記録の分析といったケースにおいては、SOAP法や生活支援記録法などの記録法が採用されている事例があることからも活用を見据えた『記録の標準化』が求められる。」と提案。
◆「介護記録の標準化に向けたアプローチ」の1つとして、「介護記録の分析(ケアプラン策定時等)や多職種との情報共有を見据えた、SOAP法や生活支援記録法をベースとした共通フォーマットを作成するアプローチ」を提示。
■福祉サービス第三者評価事業にF-SOAIPを活用(その2)
社会福祉法人元気の泉 大倉山元気の泉保育園
令和3年度神奈川県福祉サービス第三者評価結果にて、
「4 (1) 【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的行われ、機能している。」について、次のようなコメントがありました。
保育記録にF-SOAIPを活用することで、保育の質向上の取組に生かされていることが評価されています。
園では組織的にPDCAサイクルにもとづく保育の質の向上に関する取組を実施しています。保育の記録は今年度よりF-SOAIP(エフソ・アイピー:生活支援記録法)を導入し、日々の保育や行事の記録を残しています。整理された情報をもとになされた判断が次の計画に生かされるようにすることが、職員間で共通認識されています。F-SOAIPの記録法は、職員からは書く項目がはっきりして書きやすくなったと好評です。収集されたデータは月に1回のカリキュラム会議、四半期に1回のクラス会議で今後分析・検討され、保育の質の向上に向けた取組に生かされています。
https://www.wam.go.jp/wamappl/hyoka/003hyoka/service/fukushi.nsf/FD43D610027DC87E4925880D002BEE76/$File/%E5%88%A5%E7%B4%992-1%E3%80%80%E5%85%B1%E9%80%9A%E8%A9%95%E4%BE%A1%EF%BC%88%E5%A4%A7%E5%80%89%E5%B1%B1%E5%85%83%E6%B0%97%E3%81%AE%E6%B3%89%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%9C%92%EF%BC%89.pdf?OpenElement
■福祉サービス第三者評価事業にF-SOAIPを活用(その1)
一般社団法人サービス管理責任者協会
「…記録時間を短縮し、パッと見て内容が理解できるよう生活支援記録方F-SOAIPを用い、情報を整理し事業者へフィードバックすることを目指しています。」
F-SOAIPの応用例として注目されます。詳細はHPをご参照下さい。
https://sabikan.or.jp/daisansha-hyoka/
■お願い
医療や行政分野をはじめ、福祉分野でも高齢者・生活困窮者の領域では、既に各種専門雑誌で発信してきました。しかし、サイドバーにありますように、児童・障害者の領域での研修や実践は先行しているものの、専門雑誌での紹介はこれからの課題になっています。既にF-SOAIPを導入されている専門職・事業者のみなさまにはぜひともご一報お願い致します。
■お知らせ
F-SOAIPの多分野・多領域での普及にともない、2021年9月より「生活支援記録法ワークシート【初回・導入・OJT版】」の呼称を取り止め、「F-SOAIPワークシート【初回・導入・OJT版】」に改称しました。「研修教材」の頁からダウンロードできますので、ご活用下さい。
「収集項目・評価指標の整理・見直し」に関して、
F-SOAIPの活用を検討している事業所があることが分かりました。
●現状の課題「 日頃の記録データを利活用 できない。」
↓
●今後の方向性「日頃の記録より、フィードバ ック時にアドバイス出来る項 目がないか検討する。 F-SOAIP 等を活用した入 力・活用を検討する。」
※LIFEとF-SOAIPの関係
LIFEで収集されるのはADL等の静態的データです。
静態的データの変化の根拠となるのが、
動態的データである経過記録(介護記録、看護記録、リハ記録、栄養指導記録)です。
しかし、経過記録が叙述形式(自由記述)では、データとしての利活用が困難です。
項目形式のF-SOAIPで記載された経過記録であれば、データとしての利活用が容易となります。
ここに、F-SOAIPがLIFEを支える経過記録法であることの所以があります。
※参考文献
『月刊ケアマネジメント』2022年1月号、連載「記録革命が未来を拓く」第8回
「介護の科学化に向けたこれからの施設ケアプランの展望〜LIFEとF-SOAIPのデータ活用〜」
(社会医療法人敬和会 介護老人保健施設大分豊寿会 松田和也・髙橋真実)
●2021年11月19日、行政(地域包括支援センター)、社会福祉協議会、教育委員会、保育所、病院
など多機関より、保健師、社会福祉士、介護支援専門員、(障害者)相談支援専門員、学校教育相
談員、保育士、看護師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種がオンラインにて参加されました。
●同町では、㈱TKCの福祉相談支援システムの導入にあたって、関係機関・関係職種の連携促進の
ため、F-SOAIP研修会を企画されたものです。
●行政主催の同様のF-SOAIP研修会は、兵庫県多可町、栃木県那須塩原市・那珂川町などに次ぐものとなります。
※福祉相談支援システムについては、『住民行政の窓』誌(2021年3月号に紹介されています。
病院機能評価や監査に役立つF-SOAIP
一般社団法人巨樹の会 原宿リハビリテーション病院
医療福祉総合相談室 髙石麗理湖
当院は336床の回復期リハビリテーション病棟単科の医療機関です。15名の社会福祉士がMSWとして所属し、全患者に入院時からインテーク面接を実施し社会復帰に向けた支援を行っています。
2021年10月下旬に病院機能評価を受審しました。その際、サーベイヤーから「MSWの記録がF-SOAIPで書かれているので「I」を見ればMSWが対応したことが分かる。MSWが何をしているのか、そして後のクライエントの反応がどうだったか明記してあってケアプロセスも分かりやすい。」と好評をいただきました。
「MSWの実践過程を記録にきちんと残したい!多職種にMSWの専門性を理解してもらいたい!」と思い悩み、MSW部門としてF-SOAIPに記録法を統一し、日々皆で自主勉強会を開催するなど記録に向き合って3年目でした。ですので、このコメントはとても嬉しく励みになりました。
記録は「書いて終わり」ではなく、実践過程を網羅した記録があれば、その記録から日頃の実践や専門性を評価してもらえるということを実体験できた出来事でした。
この内容をF-SOAIPで記すとこのようになります。
F:専門性評価に有効なF-SOAIP
O:2021年10月下旬に病院機能評価を受審
I :F-SOAIPで書かれた記録を使い、患者支援について説明
S(サーベイヤー):
・MSWの記録がF-SOAIPで書かれているので「I」を見ればMSWが対応したことが分かる。
・MSWが何をしているのか、そして後のクライエントの反応がどうだったのか明記してあってケ
アプロセスも分かりやすい。
A:実践過程を網羅した記録であれば、その記録から日頃の実践や専門性を評価してもらえるという
ことが実体験できた。
P:F-SOAIPで記録を書くことが病院機能評価や監査などに役立つことを皆さんと共有していく。
自由記述の記録を見てもらうより、F-SOAIPで構造的に書かれた記録の方が、状況理解が容易なことを皆さんも体験することができたのではないでしょうか。
F-SOAIPを多職種の共通言語に!
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士こそ、医療介護連携の要に!
埼玉県作業療法士会理事(訪問リハビリテーション振興委員会委員長)
㈱ベルツ 在宅リハビリテーションセンター草加 訪問看護部リハビリ課課長
作業療法士 高橋暢介
令和3年8月2日(月)、埼玉県理学療法士連盟主催の令和3年第1回研修会が開催され、小川克巳参議院議員(参議院厚生労働委員長・理学療法士)により、「今こそ! 本気で! リハビリテーションの未来を考える!」と題するオンライン講演が行われました。
私から、チャットでおおよそ次のような発言をし、小川先生のお考えを伺いました。
「カルテ記録には、SOAP以外にF-SOAIPもあります。科学的な経過記録法が臨床で用いられることでカルテ記録がビッグデータになり、ICT時代にふさわしい多職種の標準化された共通言語にしたい。カルテ記録からエビデンスを構築し、世にPT・OT・STの質の高さを認めてもらいたい。」
小川先生は、第一声で「全くその通りです」で仰って下さいました。
続いて、「LIFE」に触れながら、多職種にとって「共通言語にすることが課題」であると答えていただき、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士こそ「介護と医療を結び付けて欲しい」との期待を述べられました。
小川先生の言葉にF-SOAIPの意義を再認識し、F-SOAIPの普及に向けての取り組みを強化する必要性を痛感しました。「リハビリテーションの未来」のために、F-SOAIPをどのように役立てるかを三士会で検討したいと思います。既に埼玉県介護支援専門員協会とのコラボ研修等の企画に反映させていきます。
ここで以上の内容を、F-SOAIPで記載してみます。このようなレポートも、一目瞭然に伝わるのではないでしょうか。
F)・F-SOAIPを多職種の共通言語に!
・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士こそ、医療介護連携の要に!
O)・令和3年8月2日(月)、埼玉県理学療法士連盟主催の令和3年第1回研修会開催
・小川克巳参議院議員(参議院厚生労働委員長・理学療法士)による「今こそ!
本気で! リハビリテーションの未来を考える!」と題するオンライン講演
I)小川先生宛にチャットで発信
「カルテ記録には、SOAP以外にF-SOAIPもあります。科学的な経過記録法が臨床で用いられるこ
とでカルテ記録がビッグデータになり、ICT時代にふさわしい多職種の標準化された共通言語に
したい。カルテ記録からエビデンスを構築し、世にPT・OTの質の高さを認めてもらいたい。」
S小川先生)・第一声「全くその通りです」
・「LIFE」に触れながら、多職種にとって「共通言語にすることが課題」である
・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士こそ「介護と医療を結び付けて欲しい」
A)・小川先生の言葉にF-SOAIPの意義を再認識した。
・F-SOAIPの普及に向けての取り組みを強化する必要性を痛感した。
P)・「リハビリテーションの未来」ためにF-SOAIPをどのように役立てるか、三士会で検討する。
・埼玉県介護支援専門員協会とのコラボ研修等を企画に反映させる。
●テーマ:介護現場に導入する記録用システム(経過記録)について
~多職種でデータ利活用可能な生活支援記録法F-SOAIP搭載の提案~
●介護の実践過程を漏れなく・齟齬なく記録できるF-SOAIPにより、
介護記録法標準化の加速が期待されます。
●『最新医療経営PHASE3』2021年6月号(本トップページの下部を参照下さい。)
科学的介護に資するF-SOAIPの課題について、
小川克巳参議院議員・参議院厚生労働委員長による寄稿が掲載されています。
『認知症ケア』(日総研出版)(2021年9月号~)
■第1回 2021年秋号(第1回)
◎認知症ケアに求められる生活支援記録法(F-SOAIP)
〜ミクロ・メゾ・マクロレベルでの好循環〜 嶌末憲子・小嶋章吾
◎認知症高齢者を対象とした
新たな実践の提案に有効なF-SOAIP
東京都北区総合相談センター
スクールソーシャルワーカー 川添学■第2回 2021年冬号(第2回)
◎LIFEとF-SOAIPによるPDCAサイクルの促進に
実績のある施設での学習療法 嶌末憲子・小嶋章吾
◎小規模多機能型居宅介護における学習療法とケアをつなぐF-SOAIPの実践
社会医療法人敬和会 介護老人保健施設大分豊寿苑 松田和也(作業療法士)
小規模多機能型居宅介護陽だまりの郷みなはる 鹿野加奈江(介護福祉士)
小規模多機能型居宅介護陽だまりの郷みなはる 谷口一徳(介護福祉士)
◎生活目標や自立支援に学習療法を生かすためのF-SOAIPの有用性と今後の展望
公文教育研究会 学習療法センター 開発・情報部 部長 小口秀樹
■第3回 2022年春号(第3回)
◎F-SOAIPの包括的活用による認知症ケアへの期待
〜データ化による協創がAIのBPSD発症予測に貢献〜 嶌末憲子・小嶋章吾
◎認知症グループホームにおけるF-SOAIPを導入によるケアの質向上の取り組み
社会福祉法人邦友会おおたわらマロニエホーム 介護係長 藤田育美
介護副主任 佐藤静江
生活支援部長・認定看護管理者 相馬康子 ※総務省事業・AMEDにて、認知症BPSD発症予測AIシステムの実証研究に協力
■第4回 2022年夏号(第4回)
◎多機関多職種協働による認知症ケアのミクロ・メゾ・マクロに資するF-SOAIP
〜新たなケアやLIFE等の好事例をマクロレベルで展開していくために〜 嶌末憲子・小嶋章吾
◎LIFEとF-SOAIPを活用して多職種協働のPDCAサイクルを促進
〜アルツハイマー型認知症の進行に対応する栄養サポートチーム〜
特別養護老人ホーム 杏樹苑爽風館 施設長 酒本隆敬
■看護現場に多面的効果を期待できるF-SOAIPとその実践
◎ICT化や多職種連携における
看護実践の可視化をイノベーション
嶌末憲子・小嶋章吾
◎実践事例 老健施設の看護部門におけるF-SOAIPの活用
病院との連携場面での活用例
看護サマリー、WOCナースとの連携
社会医療法人敬和会 介護老人保健施設大分豊寿苑
小野幸代(看護師)・松田和也(作業療法士)
■F-SOAIP(エフソ・アイピー)の概要とその活用法
〜栄養ケアの質向上と多職種連携に有用な記録方法〜
小嶋章吾・嶌末憲子
●はじめに〜栄養ケア経過記録の重要不可欠性
●問題志向型システムに基づく経過記録法(SOAP)の隘路
●F-SOAIPによる経過記録法のイノベーション
●栄養士によるF-SOAIPの記載例:
ミクロ・メゾ・マクロレベルでの活用を
●おわりに〜F-SOAIP活用で多職種連携の要に
「月刊ケアマネジメント」(環境新聞社)(6月号~)
■2020年11月号では、
「F-SOAIPで実践過程を可視化する~デジタル化時代の実践・行政・教育・研究にイノベーションを~」を執筆し、
厚生労働省老人保健健康増進等事業といった各種の調査研究テーマへのF-SOAIPの活用提案をしています。
■第1回 2021年6月号(第1回)
◎F-SOAIPで介護支援経過記録にイノベーションを
~ケアマネジャーを巡る課題解決へのソーシャルアクション
■第2回 2021年7月号(第2回)
◎項目形式の介護記録法の効果とF-SOAIPの導入メリット
~令和2年度老人保健健康増進等事業の結果報告~
㈱日本能率協会総合研究所 福祉・医療・労働政策研究部
川村静香・中村 友・政岡 朋・岡田泰治
◎介護記録法の標準化によるデータ利活用へのキックオフ
~多職種のF-SOAIPがミクロ・メゾ・マクロのPDCAサイクルを促進~ 嶌末憲子・小嶋章吾
■第3回 2021年8月号
◎適切なケアマネジメント手法の展開に向けた情報を捉え表現する技術の必要性
㈱日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト 齊木 大
◎品川区の実践 体系化されたケアマネジメント手法とF-SOAIPの活用効果
社会福祉法人三徳会 在宅支援室課長/品川区介護支援専門員連絡協議会副会長 藤井江美
◎品川区におけるF-SOAIPの導入成果と今後の課題
品川区福祉部高齢者福祉課高齢支援第一係長 野口貴生
★品川区が『F-SOAIPクイックスタート・マニュアル』を作成されました!
◎「適切なケアマネジメント手法」へのF-SOAIPの活用提案
~自治体と職能団体の協働による高齢・障害・児童などの多領域展開を見据えて~
嶌末憲子・小嶋章吾■第4回 2021年9月号
◎「京都式」ケアプラン点検ガイドラインの評価項目にF-SOAIPを導入
公益社団法人京都府介護支援専門員会 副会長 川添チエミ◎認知症を有する利用者支援のためのF-SOAIP〜ケアマネジャー育成のための研修において〜
公益社団法人京都府介護支援専門員会 認知症研修ワーキング担当理事 甲田由美子◎公益社団法人京都府介護支援専門員会による先進例から学ぶ
〜F-SOAIPによるデータの蓄積・分析・検証を見据えて〜
嶌末憲子・小嶋章吾
★京都府介護支援専門員会『「京都式」ケアプラン点検ガイドライン(改訂版)』(2021年3月)策定
www.kyotocm.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/01/202101_kyotocpguideline.pdf
■第5回 2021年10月号
◎入居施設における認知症高齢者の事例検討の実践〜多職種によるF-SOAIPの活用提案〜
摂南大学看護学部 田中真佐恵
◎事例検討会・サービス担当者会議・日常業務におけるF-SOAIP活用の効用
公益社団法人大阪介護支援専門員協会 事務局長
社会福祉法人風の馬 特別養護老人ホームアリオン 施設長 中辻朋博
◎F-SOAIPの事業所内伝達研修の工夫〜ビデオ学習用デモ動画を作成・活用〜
介護老人保健施設桜田 居宅介護支援事業所桜田
主任介護支援専門員 関谷喜代美
◎F-SOAIPを介護支援専門員の教育研修体系に
株式会社わかば ケアセンター居宅業務管理課 課長 遠藤貴美子
◎支援経過記録を事例検討や調査研究に役立てる研修・教育への展望
〜ミクロ・メゾ・マクロレベルで活用できる「F-SOAIPワークシート【初回・導入・OJT版】〜
嶌末憲子・小嶋章吾
★2021年9月より「生活支援記録法ワークシート【初回・導入・OJT版】」の呼称を取り止め、
「F-SOAIPワークシート【初回・導入・OJT版】」に改称しました。F-SOAIPが多分野・多領域で
の普及が進んできたためです。
■第6回(2021年11月号)
◎生活支援記録法(F-SOAIP)の地域ケア会議や成年後見・職能団体における展開
〜地域包括支援センターと独立型社会福祉士事務所での実践を中心に〜
はたの介護福祉相談室 代表職務執行役社長
一般社団法人埼玉県介護支援専門員協会 理事 幡野敏彦
◎職能団体における生活支援記録法(F-SOAIP)研修の展開
〜専門研修での活用と新規事業における展望〜
一般社団法人埼玉県ケアマネジャー協会 会長
東京都足立区福祉事務所介護扶助適正化管理専門員 杉田まどか
◎職能団体によるF-SOAIPを活用したミクロ・メゾ・マクロレベルの好循環
〜埼玉県での先駆的展開による新領域や既存システムへのイノベーション 嶌末憲子・小嶋章吾
■第7回(2021年12月号)
◎F-SOAIPで期待できる多職種実践・教育・研究の質向上
〜F-SOAIPによる支援経過記録の標準化を〜
日本赤十字社総合福祉センター 主任介護支援専門員 横山裕子
◎調査研究におけるF-SOAIPのデータ利活用に向けたソーシャルアクション 嶌末憲子・小嶋章吾
■第8回(2022年1月号)
◎生活支援記録法F-SOAIPファシリテーター養成と研修の開催
〜大分県介護支援専門員協会による自律的で継続的な地域展開を目指して〜
医療法人積善会 大分県認知症疾患医療センター千嶋病院
特定医療法人 大分県介護支援専門員協会 事務局 時枝琢二◎介護の科学化に向けたこれからの施設ケアプランの展望〜LIFEとF-SOAIPのデータ活用〜
社会医療法人敬和会 介護老人保健施設大分豊寿会
松田和也・髙橋真実
◎F-SOAIPの包括的活用によるデータインフラとしての協創・イノベーション
〜大分県介護支援専門員協会および介護老人保健施設からの発信〜 嶌末憲子・小嶋章吾
■第9回(2022年2月号)
◎F-SOAIPの実践とマクロレベルでの活用
〜地域包括支援センターの立場から〜
広島市観音地域包括支援センター 主任介護支援専門員・社会福祉士 福岡博聖
センター長・社会福祉士・主任介護支援専門員 三好典子
看護師・主任介護支援専門員 新川由美
◎ケアマネジャーの実践を適切に記録するために
〜台東区ケアマスター講座で「F-SOAIP」研修実施〜
社会福祉法人台東区社会福祉事業団 千葉明子
■第10回(2022年3月号)
◎F-SOAIPで重層的支援体制整備事業のイノベーションを
〜地域包括支援センターと相談支援センターによる多機関・多職種連携の試み〜
栃木県・那珂川町地域包括支援センター 主任社会福祉士 立川正史
茨城県・医療法人直志会メンタルサポートステーションきらり 副施設長 吉田隆宏
◎F-SOAIPのクラウド・製品化実現で社会貢献をめざす
メディクスエイジア株式会社 ケアプランステーションふわり 管理者 山田準一
医療法人陽仁会 上青木中央醫院 主任 清水信貴
◎F-SOAIPの包括的活用に向けたICT化の提案
〜ミクロでの導入がメゾ・マクロでも活用・分析に資するイノベーションへの期待〜
嶌末憲子・小嶋章吾
■第11回(2022年5月号)
◎介護支援専門員みずから判断を記録することの重要性
〜思考の言語化とF-SOAIP〜
一般社団法人日本介護支援専門員協会 常任理事 笠松信幸
■第12回(2022年6月号)特別座談会 第1回
◎記録の標準化を目指して
一般社団法人日本介護支援専門員協会 常任理事 笠松信幸氏を囲んで
■第13回(2022年7月号)特別座談会 第2回
◎ F-SOAIPの普及に向けての意見提言
一般社団法人日本介護支援専門員協会 常任理事 笠松信幸氏を囲んで
■第14回(2022年8月号)自治体レベルでのF-SOAIP活用の好事例
◎重層的支援体制整備事業で発揮されるF-SOAIPの真価
〜メゾ・マクロレベルでの活用を考える 栃木県那珂川町役場 社会福祉係 立川正史
◎品川区におけるF-SOAIP導入後のマクロレベルでの多面的展開
〜適切なケアマネジメント手法や重層的支援体制整備事業等の施策の基盤として〜
品川区福祉部高齢者福祉課 高桑春彦/野口貴生
◎地域共生社会実現に向けたF-SOAIP活用の可能性
〜自治体でのモデル事業と厚生労働省への出向体験をふまえて〜
福井県坂井市健康福祉部福祉総務課 斉藤正晃
■第15回(2022年9月号)
◎解決したい課題こそF-SOAIPでソーシャルアクションを
〜本誌連載や特集テーマを応援〜 嶌末憲子・小嶋章吾
■意見提言(2022年10月号)
記録にスタンダードを〜F-SOAIPが拓く介護の未来
◎DX推進のもと多機関多職種連携の情報連携のために F-SOAIPによる介護記録システムの標準化を
一般社団法人日本クラウド産業協会(ASPIC)会長 河合輝欣◎利用者中心の介護実践に向けた データヘルス改革とLIFE活用の要点
アクセンチュア㈱ 公共サービス・医療健康グループ シニア・プリンシル 石塚秀俊
◎介護記録システムへF-SOAIPの搭載を求めて〜医療・介護のデータ連携のために〜
嶌末憲子・小嶋章吾
ttps://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-seisansei_tool.html
令和2年度老人保健事業推進費補助金等 老人保健健康増進等事業による介護記録法の標準化調査研究事業でF-SOAIPが取り上げられています。
サマリー:www.jmar.co.jp/asset/pdf/job/public/llgr2_155_summary.pdf
報告書:www.jmar.co.jp/asset/pdf/job/public/llgr2_155_report.pdf
マニュアルwww.jmar.co.jp/asset/pdf/job/public/llgr2_155_manual.pdf
これらのファイルは、厚生労働省HPにも「介護分野における生産性向上の取り組みを促進するツール」として、掲載・紹介されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-seisansei_tool.html
F-SOAIPが、政策の一環として取り上げられ、介護記録の標準化に向けて大きな一歩を踏み出したことになります。
●ヒアリング対象となった6事業所のうち1事業所(介護老人保健施設)で、
F-SOAIPが採用されていました。
●ヒアリング結果の考察(F-SOAIP採用による効果)229-232頁より
(1)介護過程の根拠情報としての介護記録:介入の視点を意識し記録できる。
(2)介護過程の関わり方:介護記録をケア実践の根拠にできる。
(3)介護記録を用いたOJT:思考過程の学習・検証に役立てられる。
事故報告様式(一次案)に関する委員からのご意見と反映方法案
「7今後の対応予定・8事故の原因分析・9再発防止策原因分析」について
・F-SOAIP を導入する理由は多数挙げられているが、経営層は事故などのリスクマネジメントの観点 を強調される。導入者からは、項目別に記載すると、全てを読んでも誰が何をどう判断したのかとい ったことが分からず、報告書の作成に時間をかけて記入しても、分析ができにくいといった情報を得 てきた。
・効率化の観点からも事故が起きた場合の経過記録を、事故報告書に添付できると良い。
・第 1 報の自由記載を詳しくしても、上述したように、分析できるように書くことが必要である。他 は良いと思う
報告書:https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2020/05/koukai_200424_14.pdf 40頁
教育情報 | 社会福祉士養成課程・精神保健福祉士養成課程 |
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株式会社TKCが生活支援記録法(F-SOAIP)と搭載した「福祉相談支援システム」に ついて2回目のニュースリリースを発出しました。 |
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2020年4月10日 新刊案内 | 医療・福祉の質が高まる生活支援記録法〔F-SOAIP〕についてアップしました。 |
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生活支援記録法(F-SOAIP)とは
経過記録を、F、S、O、A、I、Pという6項目を用いてサクサクと書ける・入力できる記録法です。
生活支援記録法(F-SOAIP)研修プログラム
生活支援記録法の研修内容について、詳しくご説明します。試行後に教材を確認すると適切に記録できるようになります。
F-SOAIP研修受講者数
全国 約1万5千人
※当法人役員が講師をお引き受けした分のみ
実践報告等
延べ 約200人
連載 13誌72本
単発 9誌17本
全21誌(うち1誌は重複)89本
(2023年度末現在見込み)
教育・研究への導入・活用
社会福祉士養成課程
介護福祉士養成課程
作業療法士養成課程
IPE(多職種連携教育)
看護師養成課程(2025年度予定)
での取り組み例を確認
★教育・研究への導入・活用に
向けてコンサルテーションを
お引き受けします。
F-SOAIP海外展開への期待
●既にF-SOAIPが搭載され、デ
ータとして分析できる認知症
ケア補助システムDeCaAI(で
か~愛)は、中国展開が始ま
っています。※参考『月刊ケ
アマネジメント』2024年5月号
●F-SOAIPは、既に一般財団法
人長寿社会開発センター刊行
の介護職員養成研修テキスト
の英語版にF-SOAIPが紹介さ
れていますが、英語圏以外の
東アジアでも、専門職養成向
けのテキストでも紹介される
ことになりそうです。
●韓国への発信
ソーシャルワーク記録の研究
者 髙石麗理湖氏により、韓国
の社会福祉施設でF-SOAIPの
プレゼンが実施されました(2024年9月)。
●中国への発信
中国の介護職員養成機関で、
F-SOAIPの活用が始まってい
ます。教材の中国語への翻訳
は、韓 咏航 氏(介護福祉士、
国際医療福祉大学大学院修了)
によるものです。
詳細案内(日総研HP)➡
https://www.nissoken.com/s/17732/index.html
頻発する自然災害やパンデミック時に備えて、シームレス・ケア(切れ目のない支援)のために支援経過記録・介護記録等にF=SOAIPを導入しませんか?
参考1 横山裕子(東京都渋谷区・日本赤十字社総合福祉センター)、「F-SOAIPで実効性あるBCPに基づく介護サービス提供を」、『月刊ケアマネジメント』2023年8月号
参考2 関谷喜代美(埼玉県・ひかり居宅介護支援事業所)「今後の災害や不測の事態に備えてBCPにF-SOAIP活用を提言~コロナ渦での検証をミクロ・メゾ・マクロレベルで検討~」、/内田陽介(山口県・(㈲)ひまわり 居宅介護支援事業所)「F-SOAIPのBCPにおける有用性~利用者や家族の思いを含めた引継ぎを実現するために~」『月刊ケアマネジメント』2023年9月号
参考2 宮崎和代((一社)埼玉県ケアマネジャー協会 地域支援部長)「高齢者から障害児者、さらに避難行動要支援者支援へ」『月刊ケアマネジメント』,
2024年2月号
参考3 阿久根 平(鹿児島生協病院 生協ケアプランニングセンター 管理者/介護課長)、「BCP策定におけるF-SOAIPの活用とソーシャルアクション」、『月刊ケアマネジメント』 2024年3月号
実例1 2018年の西日本水害時、山口県介護支援専門員協会の研修で、「F-SOAIPを導入していれば、記録を見て対応できたのでは」とのリフレクションが見られました。
事例2 コロナ渦で事業所の半数の介護支援専門員が出勤できず、残ったスタッフがF-SOAIPで書かれた支援経過記録をもとに、利用者と円滑に対応できました。(関谷喜代美、月刊ケアマネジメント、2022年7月号、25頁)
●『自治実務セミナー』誌へのご執筆・座談会参加等 募集中
・区市町村の福祉相談窓口
・保健所、保健センター
・精神保健福祉センター
・児童相談所
・児童家庭支援センター
・直営の地域包括支援センター
・重層的支援体制整備事業の
委託を受けた社会福祉協議会
・福祉事務所 等
●実践者・教育者・研究者への
支援、研修、スーパービジョ
ンをお引き受け致します。
●F-SOAIPは研究上のデータ収
集法として、アンケート調査
やインタビュー調査にならぶ
第3の方法として有用です。
『ケアノート』は、社会福祉法人創和会特別養護老人ホームまろにえ四季の里が採用していた記録システムで、同施設が令和2年度老人保健事業推進費補助金等 老人保健健康増進等事業による介護記録法の標準化調査研究事業に参画し、F-SOAIPを試行したことを契機にオールウィンシステム㈱により、『ケアノート』にF-SOAIPを搭載されるに至りました。
※『月刊ケアマネジメント』2023年4月号「F-SOAIPの試行調査に参加した特別養護老人ホームのその後~介護支援専門員と記録システム担当者に聞く」に、F-SOAIPの試行・導入の経緯・結果のレポートが掲載されています。AI automatically classifies input sentences into F-SOAIP
https://www.dcnet.gr.jp/pdf/journal/decaai_en_20230104.pdf
AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の研究成果
◆F-SOAIPによる、経過記録のデータ利活用の好事例です。
◆詳細は、左記下方の『MSD』誌(2022年8月号)をご参照下さい。
https://www.dcnet.gr.jp/pdf/journal/decaai_20230104.pdf
厚生労働科学研究費補助金
F-SOAIPを用いた特別な支援の必要な保護者対応の記録システムの開発(研究代表 上田敏丈)の研究成果として開発されました。
https://ueda534.my.canva.site/covap-examin
連載テーマ
DX 時代の地域共生社会を
F-SOAIPで推進
〜行政による先駆的実践〜
●第1回(2021年1月号)
重層的支援体制における
情報連携・多機関協働に応える
経過記録法(F-SOAIP)
●第2回(2021年2月号)
生活困窮者自立相談支援機関
及び地域包括支援センター
における実践過程の可視化と
多職種多機関の情報連携
●第3回(2021年3月号)
自治体向け福祉相談支援システムを基盤としたデータ利活用
~ミクロからマクロレベルにおけるPDCAサイクルの促進~
●第4回(2021年4月号)
自治体主導による多機関多職種連携のためのミクロ・メゾ・マクロの記録標準化~情報連携プラットフォーム構築に向けて~
●「日本介護支援専門員協会
(栃木開催)記録方法の実践報告
など発表」2023/11/10
品川区小山在宅介護支援センター 藤井江美さんの報告が詳細な記事として紹介されています。
●生活支援記録法」じわりと普及 根拠ある介護は「記録」から 専門性向上、連携推進にも(一面)(2018/07/26)
●介護記録の標準化にF-SOAIP
(2020年11月7日)
●小川克巳(理学療法士)参議院厚生労働委員会委員長・参議院議員に聞く
●気付きを育み共生へ
新システムで情報連携
兵庫県多可町
地域共生社会に向けた情報連携システムにF-SOAIPが採用されていることを紹介している。2020/10/26)
●アドバンス・ケア・プランニング
・最期の意思決定支援方法を学ぶ
宇都宮で学会
中野智紀医師(東埼玉総合病院)は基調講演でACPでF-SOAIPを基盤に話し合いを始めるよう提案。
地域包括支援センター、在宅介護支援センター、生活困窮者自立相談支援員の社会福祉士3氏によりACPにおけるF-SOAIPの実践報告があった。 (2020/9/27)
●福祉,介護,医療 情報共有を支援
宇都宮のTKC
・行政向け機能拡充へ
・世帯の現況把握容易に
・図 TASKクラウド
福祉相談支援システム概要
(2020/6/16)
●一般社団法人F-SOAIP実践・
教育研究所として法人化され
ました(2023年8月4日)。
●国際医療福祉大学学会
第13回学術大会 教育講演
◎日時:2023年9月3日(日)、
国際医療福祉大学成田キャ
ンパス(オンライン併用)
◎テーマ:専門職実践可視化・
関連職種連携・リアルワー
ルドデータ利活用に資する
F-SOAIP(小嶋章吾)
※国際医療福祉大学では各学
部・学科共通の「関連職種連
携教育」(一般にはIPE:
Interprofessional
Education多職種連携教育と
呼ぶ。)において、今年度後
期授業より、F-SOAIPを情
報共有ツールとして位置付
けられました。
※F-SOAIPによる経過記録
を、RWD(Real World Data)
として利活用を提唱
障害者支援施設向け研修
・調布市社会福祉事業団 調布市
地域生活・就労支援センター
ちょうふだぞう
・千葉県身体施設協議会
・社会福祉法人復泉会 くるみ共同
作業所
・さいたま市社会福祉事業団(予 「厚生労働大臣が定める介護支援専門員等に係る研修の基準及び介護保険法施行令第三十七条の十五第二項に規定する厚生労働大臣が定める基準の一部を改正する告示案に関する御意見の募集について」に対して、複数名のF-SOAIPの実践者から、各種法定研修において、F-SOAIPを含む記録の研修を盛り込んでいただきたい旨の意見提出がされています。
記録業務の負担過多や記録のデータ利活用等、日常業務に困っているという切実な声に対する厚生労働省の対応が期待されます。
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000249157 3-4頁
◆ミクロレベルの場合
(経過記録、支援経過記録、相談記録、サービス提供記録を基に)
F)自粛する利用者への対応
P)電話で様子伺い
◆メゾレベルの場合
(カンファレンス記録を基に)
F)デイサービス再開時期判断
O)デイサービス休止間、転倒
増加、認知症進行の利用者が
目立つ
A)長期利用休止で、社会的交
流、心身活動性低下か
P)デイサービス再開時、速や
かに介護量や介護方法の変更
の要否判断や情報共有
◆メゾレベルの場合
(職員会議記録を基に)
F)コロナ禍のデイサービスへ
の影響
A)感染予防のため、1日あたり
の利用者数の削減必要
◆マクロレベル
(職能団体、地域での活動記録)
F)F-SOAIP定着の契機
S)項目の意味が理解できるま
で時間がかかりそう
I)F-SOAIP導入に向けて項目
に分けた記録の練習を勧めた
トップページの下部に、多職種によるF-SOAIPの導入・活用経験を語った動画3本を紹介しています。
F-SOAIPを導入にリーダーシップを発揮された作業療法士が作成した研修用の動画3本を掲載予定です。
F-SOAIP紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=XwqIWJRtn3E
嶌末憲子・小嶋章吾 共著
医療・福祉の質が高まる
生活支援記録法 F-SOAIP
多職種の実践を可視化する新しい経過記録
中央法規出版 2020年3月
埼玉県立大学編、中央法規出版、2022年4月
※IPW(Interprofessional Work
=専門職連携(実践)・多職種連携(実践))における経過記録法、および情報共有ツールとして、F-SOAIPを紹介。72-75頁。
副田あけみ・小嶋章吾 共編著
ソーシャルワーク記録
誠信書房、2018年12月
山﨑美貴子・渡部律子・空閑浩人編
社会福祉学習双書2024 第10巻 ソーシャルワークの理論と方法
※ソーシャルワークの経過記録
法としてF-SOAIPを紹介
※社会福祉協議会 コミュニティソーシャルワーカーの行動記録
のF-SOAIP記載例も掲載
全国社会福祉協議会、2024年3月
日本医療ソーシャルワーク学会編、地域包括ケア時代の医療ソーシャルワーク実践テキスト(改訂版)
※医療ソーシャルワークの経過
記録法としてF-SOAIPを紹介
日総研出版、2021年10月
ttps://www.caps-shop.jp/common/pdf/tayori/0068tayori.pdf