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F-SOAIPの概要

生活支援記録法(F-SOAIP)の定義、概要についてご案内します。

効果的な経過記録法

記録を書く・入力する時間を
短縮できます

記録時間を短縮でき、サクサク書け、記録の労力から解放されます。

記録を読むというよりも
見てわかるようになります

スタッフ同士の記録がパッと見てわかります。担当スタッフの不在時でも迷うことなく記録内容が理解できます。

記録のICT化が容易です

手書記録でも電子記録でも使えます。

項目(F・S・O・A・I・P)に沿って短文で書く・入力するだけで済みます。項目形式の記録法ですので、ICT化した場合、そのままデータになります。

専門職としての実践過程・思考過程を可視化できます

専門職としてのリフレクションになり先輩の経過記録がそのままOJTの教材になります。ICT化により事例研究や業務分析のデータになります。

援助・支援・ケアの
質向上につながります

経過記録が多職種理解の情報共有ツールになり、経過記録がそのまま研修資料になります。

また、経過記録が多機関連携の情報共有ツールになり、経過記録の「F」をもとに、個別課題を地域課題につなげられます。

利用者・患者・家族の
QOLの向上に役立ちます

利用者・患者・家族にとって 生活記録としていつでもご覧いただけます。ACP(アドバンス・ケアプランニング:人生会議)に不可欠な記録に活用できます。

生活支援記録法(F-SOAIP)とは

生活支援記録法(F-SOAIP)の定義(Ver4, 2019年11月)

多職種協働によるミクロ・メゾ・マクロ レベルの実践過程において、生活モデルの観点から、当事者ニーズや観察、支援の根拠、働きかけと当事者の反応等を、F-SOAIPの項目で可視化し、PDCAサイクルに多面的効果を生むリフレクティブな経過記録の方法です。

 

生活支援記録法(F-SOAIP)で用いる6項目

F Focus(着眼点)

ニーズ、気がかり等。
タイトルのようにその場面を簡潔に表現します。ケアプランの目標・課題やプランと連動。

S Subjective Data(主観的情報)

利用者(キーパーソンを含む)の言葉
キーパーソンの場合、S(関係や続柄)と表記します。

O Objective Data(客観的情報)

観察・状態や他職種から得られた情報、環境・経過等

A Assessment(アセスメント)

援助者(記録者本人)の判断・解釈。気づきや考えを記載します。

I  Intervention/ Implementation(介入・実施)

 援助者(記録者本人)の対応。支援、声かけ、連絡調整、介護等。

P Plan(計画) 

当面の対応予定。